折に触れて読者の皆さんから「アメリカの投資家の目には日本市場はどう映っているのですか?」という質問を受けます。
上の一覧表は第1四半期のパフォーマンスです。太字はドル・ベース。
これで見るとチリのパフォーマンスが首位で、ロシアがこれに続いています。ルーブル・ベースでロシアのパフォーマンスが抜きんでているのは知っていましたが、ドルベースでもこれほど健闘しているとは気がつきませんでした。
中国の順位が低いのはダウジョーンズの中国インデックスは「投資可能な」中国株を中心に構成されているからで、パフォーマンスの良かったA株市場は殆ど含まれていません。(僕はダウジョーンズ・チャイナ・インデックスはきらいです。)
日本の順位はかなり下位になっています。ドイツ銀行が実施したヘッジファンドの投資意向調査などでは日本に対するネガティブな態度は別に増えてはいません。強いて言えば、「まだ決めていない」とする投資家が多かったように思います。
なおここに示したダウ・ジョーンズ・グローバル指数は機関投資家は使いません。彼らがベンチマークに使うのはMSCI指数です。
従って、この一覧表はあくまでアメリカの一般の個人投資家に世界がどう見えているかを示したに過ぎません。
0 件のコメント:
コメントを投稿