The Colbert Report | Mon - Thurs 11:30pm / 10:30c | |||
Biz Stone | ||||
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ツイッターの創業者のひとり、ビズ・ストーンがコメディー・セントラルの『コルバート・ネーション』に出演しました。
コルバートとストーンのやりとりはのっけからトゲのある、ギスギスしたものです。
コルバート:「見たかい?これが僕のコミュニケートの仕方さ!」
ストーン:「すごいね」
コルバート:「ところでアメリカ有数の「ひとりごと発言者」という有名人になった気分はどうだい?」(皮肉)
ストーン:「わるくないね。すごく支配力を持っていると感じるよ。」
コルバート:「あ、そう。」「なぜ140文字に限定したの?」
ストーン:「本当は160文字入るけど、ユーザーネームを入れる余裕をもたせるために140文字に限定したのさ。その限られたスペースでコミュニケートする必要があるからアタマを働かせる必要があるのさ。」
コルバート:(相手の話を無視し、ブラックベリーでメッセージを送るふりをする)
コルバート:「あ、相手の話の途中でテキスト・メッセージを送るのは礼儀を欠いていたかな?」
ビズ・ストーン:「いえ、そんなことは、、、」
コルバート:(あてつけにテキストをタイプし続ける)「これは礼儀を欠いていない、、、これが未来だ、、、」
コルバート:「なぜ隣に座っているひとに直接話をせずに、わざわざテキスト・メッセージを送るのか?」
ビズ・ストーン:「ツイッターというのは新しいコミュニケートの仕方で、これが出るまではこういうメッセージの送り方を人間が必要としていたことに我々は気がつかなかったんだ」
コルバート:「それはまるである問題の解答を知るまで、その問題が存在することを知らなかったという風に聞こえるね。」
(中略)
ストーン:「なぜデミ・モーアのような有名人がツイッターを使うかと言えば、タブロイド雑誌に勝手な事を書きたてられるのに対して、自分が直接、ファンとコミュニケートするチャンネルを持つことができるからだ。」
■ ■ ■
【解説】
コルバートはテレビ界の人間なので芸人としてのスキルを駆使してビズ・ストーンを追い詰めます。
でもよくこのショウを観察すると守勢に立たされているのは明らかにコメディー・セントラルなどの既存メディアなのです。なぜならストーンの言うように世界には40億もの携帯電話が存在し、そのすべてが同社のターゲット市場だからです。
若しデミ・モーアや国会議員や大統領(オバマはツイッターを極めて有効に使ったので選挙戦を有利に進めました)までもがツイッターでユーザーと直接のリレーションシップを確立すれば、これまでその中継の役割を果たしていたテレビや雑誌などはお払い箱になります。
もちろん、テレビや雑誌は今後も存在すると思いますが、理髪店でタレントのゴシップ誌、『STAR(スター)』を暇つぶしに読むより、直接、デミから「いま、これをやっている」とかメッセージをリアルタイムで貰った方が大部分のファンにとってはよりエキサイティングだと思うのです。
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