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2009年5月10日日曜日

バイドゥ(BIDU) 第1四半期決算カンファレンス・コール

第1四半期
売上高: 1.19億ドル(コンセンサス1.16億ドル)
EPS: 86¢(コンセンサス76¢)

【第1四半期決算カンファレンス・コール 4月27日】

入札システム、「バイドゥ・オンライン・マーケティング・プロフェッショナル・エディション」を発表した。これはペイド・サーチのアルゴリズムの最適化を目指した試みである。
具体的には広告主はいままで以上にキーワードの選択肢が与えられる。またマーケティング予算の管理をしやすくする。さらに宣伝効果を測る上でよりデータが沢山得られるようになった。

消費者の側ではペイド・サーチの検索結果のレレバンスが向上した。

バイドゥとしては「プロフェッショナル・エディション」によりマネタイゼーション・アルゴリズムがより進歩した。これはゆくゆくは増収につながると思う。

コードネーム「アラジン」というプロジェクトは航空会社のフライト・スケジュールや外国為替レートなど刻々変わる情報を組み込むことで検索結果をより便利にする試みであり、今月、データの提供者にオープン・プラットフォームを開放した。

旧正月以降、トラフィックも増えているし広告主の側での活動も回復しつつある。

オンライン・マーケティング売上高:8.1億人民元 前年比+41%
広告主数: 18.5万企業 前年比+15%
広告主当たり売上高: 4400人民元 前年比+22%
トラフィック・アクイジション・コスト: 1.24億人民元 (総売上高の15.3%→去年の同期は13.3%だった)
税率: 12.9% 前年同期は6.9%
営業キャッシュフロー: 2.47億人民元
設備投資: 4200万人民元

Q&A
広告主数がダウンしているのは?

季節要因、景気要因に加えて、その期中に広告を実際にプレースした顧客だけを広告主数として捕捉しているのが原因。また、去年、許可されていない商品をネットで販売した業者が出てきたことに対応してバイドゥは顧客の見直しをした。それで不法業者をリストから除去したことも影響している。

TACが過去最高なのは?

アフィリエートからもたらされる売上増のペースが高いことが原因。TACレシオは4半期ごとでかなり上下するのでマイクロ・マネージしにくい。

2Qガイダンスを見ると1Qより前年同期比での成長率が落ちているが?

不法顧客を切った関係で前年との比較より前四半期との比較の方が今の局面では適切と考えている。また去年の第2四半期はとりわけ強かったので比較が苦しい点もわすれてはならない。去年は旧正月のタイミングが遅かったので旧正月後の売上の多くが2Qに計上された。今年は旧正月のタイミングが少し早かったので、旧正月明けの売上の一部は1Qに計上されている。2Qの前年比較が悪いのはこの影響もある。

(追記)
バイドゥのADRは楽天証券で扱いがあります。CFDについてはCMCマーケッツで扱いがあります。

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