それまでイギリス人は働かない、すぐ労働争議をやる、紅茶タイムばっかり取っている、と世界から嘲笑されていました。「英国病」という言葉が出来たのもたぶんその頃だと思います。
上の写真をクリックするとブリティッシュ・テレコム民営化を振り返るTV番組のYoutubeに飛びます。この短いクリップ(Part 1、Part2に分かれています)を見るだけでもハラハラするようなイギリス政府の賭けや、沈滞したイギリス人のこころの中にアニマル・スピリットがムクムクと頭をもたげはじめる様子が伝わってきて、何だか甘酸っぱい、センチメンタルな気分にすらさせます。
さて、インドでは来週月曜日に今年の国家予算が発表されます。
国民会議派(コングレス党)大勝後の予算ですから、かなりアグレッシブな赤字予算になると思います。欧米の格付け機関は「インドをジャンク扱いに格下げしてやれ!」と手ぐすね引いて待っています。
でもインド政府には民営化できる垂涎の的の案件がゴロゴロあるのです。
要するにインド政府は「当期収支」はカツカツでも1980年代の英国政府のように「アセット・リッチ」なのです。月曜日の予算発表でそれらの国家資産のマネタイゼーションがどれだけ具体的に示されるかによってSENSEX指数の方向性がきまると思います。
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