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2009年8月8日土曜日

予想外に良かった失業率、非農業部門雇用者数に関するコメント


ケリー:失業率は今回過去15か月で初めて前月比で減少した。今回の数字の中にはリセッションの終焉を感じさせる様々な良い兆候が含まれていた。失業率は9.5%から9.4%へ下がった。非農業部門雇用者数は▼24.7万人と市場予想より良かった。

フィル:労働時間も増えている。

ケリー:労働時間は雇用の先行指標なので今回それが増えたのは良いことだ。また臨時雇用者数の減少幅も予想より少なかった。雇用市場は新しい局面に入ったという風に考えることが出来るかも知れない。それは即ち、失業者の急速な上昇はもう終わったが、労働人口の自然増という状況の中で失業率の拡大を抑えようとすると毎月10万人程度の新規の雇用を毎月創造してゆく必要があるわけで、それが現在のアメリカ経済に出来るか?ということだ。27週以上継続して雇われている、所謂、長期雇用者数は全体の3分の1に過ぎない。小売店の多くは未だ▼20%から▼30%を記録している。

ケリー:労働市場を見るとどんどん新しい雇用機会が創造されているようには見えない。つまりこの回復が、所謂、ジョブレス・リカバリー(雇用なき回復)になるのではないか?ということだ。

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