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2009年8月6日木曜日

シートリップ(CTRP)第2四半期決算発表

中国株ADR、オンライン旅行予約サービスのシートリップ(CTRP)の第2四半期決算は売上高、EPSとも市場予想を上回りましたが、ガイダンスが冴えなかったため、株価の方は売られています:

EPS: 33¢ 予想は29¢
売上高: 7000万ドル 予想は6500万ドル

ガイダンス
第3四半期売上高: 6800万ドル 予想は6859万ドル

【カンファレンス・コール要約】
ホーム・インズ(HMIN)の会計上の取り扱いについて
前期までは持ち株比率がHMINの10%を満たしていなかったのでコスト・アカウンティング手法を使用していた。第2四半期から持ち株比率が10%を超えたのでエクイティー手法を使用しなければならなくなった。HMINの決算発表のタイミングはシートリップより少し遅いので、今期(第2四半期)のHMINの決算は未だ我々にはわからない。このため、ひとつ前の期、つまり第1四半期のHMINの決算の実績をCTRPの第2四半期決算に反映させる方法を採用した。

ホテル宿泊料のトレンドについて
ホテルの宿泊料は去年同期に比べて10%程度下がった。航空券に関しても去年の同期より10%程度低い。但し、第1四半期と比べるとしっかりしてきている。

ガイダンスについて
第3四半期のガイダンスは保守的な数字を用いている。25%の売上成長には買収し、連結の対象となったイージー・トラベルの数字が込みになっている。部門別ではホテルは10から15%成長、航空券は30から35%成長を見ている。

【寸評】
全体的に可もなく不可もなくという感じの決算でした。ガイダンスが弱いのはこの会社一流の保守主義のなせるところなので、あまり気にすることはないと思います。株価が売られたのはこのところ急騰してきた反動だと思います。なお同社は上海万博関連銘柄です。

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