インテル(ティッカー:INTC)が第3四半期の売上高ガイダンスを引き上げました:
新しいガイダンス: 90億ドル±2億ドル
古いガイダンス: 85億ドル±4億ドル
またグロスマージンに関しては以前に示した53%±2%の上の方(=つまり55%程度)になると発表されました。ちなみに現在のコンセンサスは:
売上高:85.5億ドル
グロスマージン:53.2%
となっています。
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今日の発表をどう解釈するかですが、先ず前回ガイダンスが提示されたのは7月中頃であり、まだそれから一か月余りしか経っていないという点です。
まだ9月まるまるひと月を残しながら第3四半期決算の売上予想を上方修正したということは第3四半期の売上高がかなりフロントエンド・ローデッド(期の前半に集中すること)になっていたことを示唆します。
また売上予想が85億ドルから90億ドルへ引き上げられたのみならず、そのレンジがこれまでの±4億ドルから±2億ドルへと狭められたのも会社側の第3四半期の数字に対する自信の深まりを示唆しています。
さらにグロスマージンのガイダンスが55%程度になると発表されたことに関しては工場での歩留りが良いことを表しています。
今回のガイダンスの引き上げは7月中旬から8月中旬にかけての同社の売り上げ状況を元に算出されたものであり、インテルにとってこの時期の受注はクリスマス・シーズンにむけての需要動向を探る、1年で最も重要なタイミングです。
その意味で今回、早々にガイダンスが引き上げられたのは心強いことだと思います。
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