成果に大きな格差が出る商品
CFDはContract for differenceの頭文字を取ったものです。
Contractとは契約のことで、differenceとは差額のことを指しますから、全体で「差金決済契約」という意味になります。
つまり一定の証拠金を積めばそれを担保に大きな取引をやらせてくれるサービスのことをCFD取引だと考えれば良いのです。
証拠金を積むことによって取引をすることから証拠金取引と言う風に呼ばれることもあります。また、CFD会社によっては証拠金を保証金と呼ぶところもありますが、それは同じことを指します。
CFD取引の魅力は比較的少額からでもトレードをはじめることが出来る点にあります。
しかしそもそも少額からでも取引が始められるのはCFD取引には「レバレッジ効果」があるからです。レバレッジとは「てこの原理」の意味であり、自分がCFD会社に送金した投資資金(これが証拠金、ないしは保証金になります)に対して10倍、20倍、場合によっては50倍くらいまでのポジションを建てることを許されます。
このレバレッジの存在やその扱い方がCFDを取引しようとする投資家の投資戦略を大きく制約しますし、成績に影響してきます。
またレバレッジが効いていることからCFD取引には大きなリスクが伴います。
CFD取引は誰もが良い成果を出せるタイプの商品ではありません。いや、むしろ過半数の個人投資家にとっては負ける確率の方が高い商品であると最初に断っておいた方が親切かもしれません。
それではなぜ、そんな不利な商品について解説するのか?
それはコツを掴んだごく一握りの投資家、トレードの上手な投資家の場合、普通の株式投資や投資信託への投資では到底期待できないような大きな成果も夢ではないからです。
しかし強調しておきたいのは儲けられるのはトレーダーの素質に恵まれている人だけであり、厳しい自己管理が出来ない投資家はたいてい途中で資金を使い果たしてしまい、脱落するということです。
それでは成功するための自己管理とはなにか?失敗しないために最低限、気を配るべきポイントとは?トレード戦略を考える上で知っておきたいことはなにか?
このシリーズではそういうことについて語ってゆきたいと思います。
2009年9月13日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿