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2009年11月16日月曜日

フォーティネット(ティッカー:FTNT) ネットワーク/セキュリティー IPO

ネットワーク/セキュリティーに特化した企業、フォーティネット(FTNT)が近くIPOされます:

今回発行株数:1200万株
プライマリー:48%
セカンダリー:52%
初値設定:9から11ドル
幹事:MS、JPM、DB、ベアード、RBC、シンクエクイティー、JMP、シグナルヒル

フォーティネットの創業者はジュニパー・ネットワークスに買収されたネットスクリーンを創業したケン・シェーです。またCFOのケン・ゴールドマンはシーベルのCFOを務めるなどシリコンバレーで最も経験豊かな財務部長のひとりであると言えます。

ネットワーク・セキュリティーの市場は、市場のパイそのものが大きいし、その中でこまごました単品のソリューションではなく、総合的なソリューションが求められており、それをワン・ストップ・ショッピングで一括提供できるのがフォーティネットなのです。

もともとネットワーク・セキュリティー市場ではソフトウエアによる保護が主流でした。シスコやチェックポイントがその主役です。しかしソフトウエアではスピードが遅すぎるという理由からASIC(=半導体チップ)を使った製品が出てきました。その代表企業はソニックウォールやネットスクリーンです。
しかし彼らはファイアウォールやVPNは提供しているものの、それ以外のネットワーク・セキュリティーに関しては提供していませんでした。そこでいろいろなポイント・ソリューション(単品での解決法)を提供する企業が出てきました。
こうした単品による解決法をどんどん追加していったためにネットワークの保全作業は複雑で高価なものになりました。

フォーティネットはそのような状況に鑑み、あらゆるネットワーク・セキュリティーの機能をハードワイヤーに焼きこんだASICを開発し、UTM(統合されたネットワークへの脅威の監視プラットフォーム)というコンセプトを提案したのです。具体的には:

アンチ・スパイウエア
アンチ・スパム
ウエブ・フィルター
アンチ・ヴァイルス
IPS
VPN
ファイアウォール
キー

などの機能がフォーティネットのASICに盛り込まれています。加えてフォーティOSと呼ばれるソフトウエアで新しく変幻するネットワークへの脅威にリアルタイムで対応してゆく体制にしてあります。

UTM市場は2007年から2012年の間に年率+22%成長するとみられています(IDC)。
この一方で従来のファイアウォール市場は▼4%になると予想されています。

同社はディストリビューター/リセラーを通じた販売と直販部隊の両方のチャンネルを利用します。
売上の60%がディファード・レヴェニューでビジビリティーは高いです。またディファード・レヴェニューも年率32%成長しています。さらに製品売上高の他にサービス売上高があり、比率で言うと当期売上高ではサービスの方が大きいです。

2 件のコメント:

yaki さんのコメント...

仕事でfortiに関わっていますが、ここのはα版レベルの品質です。
簡単に業務通信止めてくれますから・・・ TT

地方や海外支店への導入は増えていますが、もう何年も一向に
品質改善しないんでは客離れしませんかね?
たしかに他社製UTMに比べ安すぎるけど、、、

広瀬隆雄 さんのコメント...

yakiさん

コメントありがとうございます!
こういう素晴らしいフィードバックを期待してブログを書いているのです。
僕は技術畑ではないので、新しい企業や商品が登場したときの技術評価が一番むずかしいところです。ユーザーの感想はとりわけ重要だと思います。

フォーティネットがαテスト・レベルの品質というのは困りものですね。

その場合、サービス・フィーの支払いを止めたりとかの形で会社側にペナルティーを請求されていますか?

あとフォーティは「保全要員」のようなチームを各地に配置しているようですが、トラブルの際のレスポンスは悪いのでしょうか?